2010年 05月 29日
アリス・イン・ワンダーランドIMAX-3D吹替版
他の方式の3D映画を観たことはないけど、噂によると画面が暗かったり鮮やかさに欠けるとか。IMAXではまったくそんなことはなく、どこまでも鮮明で明るい巨大画面! あいかわらず2200円は高いが、その価値はある…。とはいえ、もうちょっと安いとうれしいんだけどなぁ。今回はIMAX用の2000円の前売券があったけど、ネットで席を確保できないんじゃ、却下。アバターに続いて、字幕版は画面酔いしそうだし、ジョニー・デップファンでもないしで、吹替版をネット予約して、ど真ん中の席から、いざ!
昔のディズニーアニメや、原作も「鏡の国」までひととおり読んだといっても、大昔だから細部を覚えてなくて、アリス・フリークってほどでもない私。いちおう、原作でのお気に入りは、1.チェシャ猫 2.白ウサギ 3.気違い帽子屋(マッドハッター)ね。(ユニクロのチェシャ猫Tシャツ買っちゃったよ(爆))
アリスはアバターに比べて、「絶対3Dじゃないと!」感は薄いみたい。2Dでも十分楽しめそうな感じ…といいつつ、やっぱ、チェシャ猫がいいんだよね~♪ 常時、目の前数mくらいのところに、ふわふわ浮いてるんだもの。(触りたい~) 予告のときも、それでノックアウトされちゃったわけ(笑) モヤモヤとした消え方もベストなんじゃないかな。(そもそも「にやにや笑いだけ残して消える」なんて、映像化不可能) マッドハッター処刑?!のシーンも、バレバレなのがまた、期待どおり晴れ舞台?を飾ってくれました(^^)
青い芋虫アプソレムも、またいい味出してるんだよね。煙が3Dで本当にこっちにくるので、アリスと一緒にケホンケホン。リアルで巨大な芋虫でも、色のせいか思ったより気持ち悪さがない。人面花とか、ともすると気色悪くなりそうな奇天烈キャラでも、どこか気品があるのはディズニーらしいところ。一見不気味なディードルディーとディードルダムの双子も、動いてるのを見ると案外かわいい…かもよ?(無理?)
アリスが大きくなったり小さくなったりするたびに、衣装替えになるのも、お楽しみ。マッドハッターがちょちょいっと作ったリボンの服と、赤の女王のところで着ていた赤いドレスが可愛かったな。白ウサギの召使いのお仕着せもプリティ♪
ジャバウォックとの対決シーンは、まるで怪獣映画。ゴジラとか、3Dにしたら楽しいかもしんないと思った(^^) しっかし、3Dの戦闘シーンはいろんなものがこっちに飛んでくるから、危なくって。(よけたい) それと、アバターでもあったけど、お花が咲いてるシーンでいっぱい虫が飛んでいて、かなり五月蝿いです。(ふりはらいたい~)
全体のお話が「自立する女性物語」になってるところが、良くも悪くもディズニー的。個人的にはシュールなだけの世界でも良かったけれど、現実世界のアリスはオマケ程度のエピソードなので、ジャマにするほどでもないかな。そこそこ原作に忠実っぽいところもあったと思うで、これを機に、原作をまた読み直してみるのもいいよね。