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実衣のしっぽ日記

カテゴリ:本のこと( 24 )

チェックメイト〈前編〉―ブラック・キャット〈4〉 新井 素子 / 集英社
チェックメイト 後編 コバルト文庫 あ 2-17 ブラックキャット 4 新井 素子 / 集英社

発売されてすぐに買ったのに、ずっと放置しいて(またかい)、最近やっと読んだ本。
シリーズ4作目にして完結編の、上下巻組。
ものすごーく間をあけて出る「忘れた頃にやってくる」シリーズなので、1作目からの読者は、あとがきで作者にたいへん感謝される特典あり(笑) (もちろん、私もそのひとり)
2作目~3作目が9年あって、さらに4作目までにも9年近くあったなんて、ほんとびっくり。
でも、新井素子ファンは待つのに慣れてるから、いちばんびっくりしてるのは作者だったりして。

さすがに前の話を忘れちゃったので、1巻目から読みなおし。
そういえば、3巻が出たときにも同じことしたなぁ。(デジャヴュ)
読み切り連作のシリーズとはいえ、キャラの過去だとか意味深なセリフが気になってたので、とうとう完結したのは感慨深いなぁ。

しかしやっぱり、3巻よりは減ったものの、山崎ひろふみくん大活躍。
このシリーズって、初めに読んだときから、千秋の物語だと思ってたんだけど…。
いや、最後まで読んでも、山崎ひろふみくんの物語には見えないんだけど…。
それにしちゃ、出番多すぎだよね、彼。作者にもなぜだかわからないそうだけど(笑)
ま、嫌いじゃないけどね、山崎ひろふみくん。(でも、近くにいたらやだなぁ)

なにはともあれ、祝!完結!!
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by mie_tohno | 2004-07-25 14:55 | 本のこと | Comments(0)

姑獲鳥(うぶめ)の夏読みたいといって友達に貸してもらったのに、あまりの分厚さに読みはじめる勇気が出なくて、数ヶ月間も放置したあげく(ごめん)、やっと最近読みおわった本。

はじめに延々とうんちく大会が繰り広げられるので、いったいどーしよーかと思った(笑)
だけど不思議と読むのをやめたくはならなかった。
いままで知らなかったけど、私ってひょっとしてうんちく嗜好だったのかしらん。…などとバカなことを思いつつ、どんどん読み進んでいった。

戦後の話っていうのも、最初はいまひとつ理解しにくかったけど、知らない時代だから逆に、一種のファンタジーみたいに、いつのまにか世界に入りこんでた。
キャラがすっごく「たっている」せいもあるかもね。

一見アヤシイけど、実は理性的でなかなか魅力的な、陰陽師探偵京極堂
よろよろしすぎで読み手をイライラさせまくり(笑)、語り手の関口
こっちはほんとに謎の超能力探偵、榎木津
読者を現実世界に引きもどしてくれる、普通人の木場刑事…。

読み進むうち、「そんなの、ミステリーとしてありえーん!」と思ってしまう部分が多々あるんだけど、それすらもう、作者の術中にはまってしまっているのかもしれない。
だって、人間が見ているのは脳が取捨選択した世界かもしれないけど、小説の世界は、作者が選びぬいた言葉でできた世界なんだから。
なんか麻薬系だよねぇ、この本。
私的には、栗本薫に近いかもしれない。(内容がじゃなくて、自分の読み方が)
…読むのをやめられない。

欠点は、なんといっても本が分厚すぎること。
私、通勤電車で立ってても本を読んじゃうんだけど、(だって一番現実逃避したい時間)、片手で吊革をにぎって、片手でこの本を持つと、手がさけそうなんですけど。
あと私、ミステリーを読んでて、終盤、「あのシーンはああだった」って解明されると、実際にそのシーンにもどって確認してしまう病気もあるの(笑)
こんだけページが多いと、該当のシーンを探すのも一苦労。
ああ、検索機能があったらなぁ。(←コンピューターかぶれ)

…なんか、ここの文章まで長くなってしまった。
やっぱり、うんちく嗜好? それとも作者のがうつったの?!
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by mie_tohno | 2004-06-27 19:32 | 本のこと | Comments(2)

はてしない物語/ミヒャエル・エンデネバーエンディング・ストーリーの原作本。
映画化されたときは、すごい感動したなぁ。
たとえフッフールがファルコンで犬みたいといわれても、毛並みの感触まで伝わってくるような気がしたし、ロック・バイターが目の前でほんとに岩喰ってるだけで、とにかく感動した!
おさなごころの君は、物語から抜けだしたように美しかった。
SFX技術が進歩した今見たら、どう思うかはわかんないけれど。
…っと、映画の話はこれくらいにして。

私が持っている中で、いちばん装丁が立派な本。
表紙は布張り。本文は2色刷で、現実と本の中の世界がうまく表現されている。
本の中の世界がテーマの童話だけど、いじめや家族の問題、人の心の中の闇など、
いろいろなものが含まていて、考えさせられる。
後半、主人公が嫌な感じになったりして、最初読んだとき、ちょっと嫌だったなぁ。
きれいな夢を見てるだけじゃいられない…。

とにかく珠玉の1冊として、宝物になれる本。
私も宝物みたいな扱いをしてるわりには、2回くらいしか読み直してないような気も。
あんまり大事にしまいすぎかなぁ。いまは文庫本も出ていて(岩波少年文庫)、上下巻にわかれてるけど、読みやすさではいいかな。
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by mie_tohno | 2004-06-09 20:31 | 本のこと | Comments(0)

わが心の本たちを、ときどき思い出したように紹介するコーナー!(いま作った)
多少のネタバレあり。

cover

ちょっと前に映画化されたから、動物と話せる獣医さんってくらいは知っている人も多いかも。
あれはあれで面白かった(エディ・マーフィおもろい)けど、原作はもっととんでもない話なのだ!

アフリカへ冒険に行って、オシツオサレツとかいう妙な生き物にであったり、巨大カタツムリの殻に入って海底を旅したり、郵便局やったりサーカスやったり、「ノアの箱船」の時代から生きているという亀から、異様に長い体験談を聞かされたり、もうたーいへん。

子どもだったから、「動物と話せる」くらいはあってもいいかな、いまは無理でもちょっと未来なら。…などと思って読んでいたけど、巨大蛾に乗ってとうとう月に行ってしまうところで、「さすがにこれはありえん!」と思ったものだ(笑)

きっとそれが、私がファンタジーに目覚めた瞬間。
そして、私が生涯のうちで初めてはまった本。

ハリー・ポッターよりもずーーっと面白い!(いや、ハリーも好きだけど)…という記憶なんだけれど、子どもの頃に読んだせいなのかどうか、確かめたいような、せつなくなりそうでちょっとこわいような。
う~ん、やっぱり読み直したいけど、手もとに数冊しかないんだよねぇ。
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by mie_tohno | 2004-06-03 20:32 | 本のこと | Comments(0)