狂骨の夢 / 京極 夏彦 ※犯人などの重要なネタバレはなし


狂骨の夢 京極 夏彦 / 講談社

京極堂シリーズ第3弾。ええもう、あいかわらずぶ厚いので、手が痛くって。
え、感想? …ほねほねガイコッツなお話でした。おわり。(←おい!)

今回は、なかなか京極堂が登場しないので、ちょっと淋しかったなぁ。まぁ、初めのほうで出ていたとしても、古本屋で本を読んだり、うんちく述べたりしてるだけなんだろうけど。
キャラも多くなってきたので、京極堂は終わりのほうでおいしいとこだけさらってゆく人になるんであろうか。
探偵役(憑物落としだけど)だから、そういうもんかもしれないけど、知らないで読んだら、いったお誰が事件を解決してくれるのか、わかんないような気もする。…そんな人は、いないか。
ちなみに今回のうんちく大会は、「神様と宗教と夢について」かな。ちょっと難しかったっす。

新しくメインキャラとして登場しているのが、伊佐間と降旗。
釣り堀屋の伊佐間は、前作にもちょろっと話に出てたのかな。あんまり覚えてないけど。
この人、最初のほうでモテてるような気がした(笑)ので、なかなか格好良いのかなと思ったけど、それほどでもないのかしらん? かなり年寄りくさいらしい。
どういう人かいまいちよくわからんけど、そもそもそういう、瓢箪鯰のような人らしい。
それだけに、他の強烈なキャラに比べるとインパクトが薄いかな。今後に期待!?
…しかし、「瓢箪鯰」ってなんだろね。ひょうたんでなまずを押さえるなんて、あんまり想像できんのだが。(余談)

元精神分析医の降旗は、関口と同類っぽいんだけど、ちょっと違うらしい。どうもフロイトに取り憑かれていて、人を分析せずにはいられないらしい。大丈夫かなぁ、この人も。
そういえば今回、関口さんは語り部じゃなくなって、事件に巻き込まれてお気の毒、ってかんじに。…まぁ、いつもそうなんだけど^^;

いつにも増してはじけまくってるのが、自称探偵の榎木津
榎木津、恐いものなし! 榎木津、やりたい放題!
榎木津、最強ーー!!(もう、むちゃくちゃ)

ストーリーのほうはとにかく、京極堂が説明してくれるまで、いったいどんな事件なのかさえ、ちっともわからない。
なんか骸骨やら骨やらゴロゴロしてて。何が現実で何が夢なのかもわかんないし。
それが京極堂によって、つながりが解き明かされ、それぞれが現実味を増してゆく。
謎の解明は、単に犯人当てではなくて、それ自体がひとつの物語となっている。
やっぱ面白いよねー、これ。
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by mie_tohno | 2005-01-22 19:55 | 本のこと | Comments(0)