魍魎の匣/京極 夏彦 ※ネタバレ注意


魍魎の匣 京極 夏彦 / 講談社

※犯人などの重要なネタバレはしないけど、キャラやおおまかなストーリーについてのネタバレはあるので注意!

文庫になっても、ちょーぶ厚い!ので有名な(笑)、京極堂ミステリ第2弾。
1作目を読む前、こんな厚い本最後まで読めるかなぁ~、なんて思っていたのは遠い昔。
手にしたときは、さすがに「げっ!やはり前のよりぶ厚い!」と思ったけど、すぐに「ああでも、こんなにいっぱい読んでいられるのね…」と思ってしまった。(やばい)
とうとう、「ああ、今日は1センチくらいまでいったわ」なんて、進み具合を厚みで思うようになっちゃって。ほんと、活字中毒者のための本みたいだよねぇ。(正確には京極堂中毒)

初めの5ミリくらいは、また例のうんちく大会があるだろうと思っていたのに、意外にもガタイのいい刑事、木場修の思い出話から。そうきたかー!(笑)
体は頑強だけど、ココロはナイーブ?なのね、刑事さん。まわりの誰にもそう思ってもらえてないのが、かわいそう…。でもって、木場刑事の好きな女優さんていうのが、もうもう!(笑) 誰がモデルなのか、わかるひとは読めば一発でわかるので内緒にしとくけど、気づいてからずっと、頭の中で某女優さんの顔に変換されちゃって、大変です(爆)

京極堂のうんちく大会は、あとでたっぷりちゃーんとあるので、うんちくファンもご心配なく。(なにそれ) 「占い師と霊能者と超能力者の違いについて」がツボだったなぁ。
なるほど、そうだったんだぁー。(←すっかりはめられている)

ちっとも頼りにならない語り部の関口は、あいかわらずよろよろ。
でも、なにかっていうと気絶してた前作よりは、ましか。
もうちょっとしっかりしてほしい気もするけど、これはこれで彼の味なのだよ。(達観)

超能力探偵の榎木津は、なんにもしてなくても、なんだか一番幸せそう。
木場刑事のことなんて、めちゃめちゃに言ってるしなぁ。
(ただし、彼はある意味、誰にたいしてもボロクソ^^;)

で、肝心のストーリーと謎解きについて。なんかもう、どうでもいいやって言ったら語弊があるんだけど、そんな気分。だって、面白いのはわかってるんだから。
ミステリとしてありなのかなんてことも、どうだっていい気がしてきた。
この先どうなるんだろうワクワク感と、謎解明の楽しさは十分味わえるし。
とにかくこの物語世界に長くひたっていられるのが幸せになってしまったら、もう中毒。
そして、シリーズはまだまだ続く。(はー、しあわせ)←だめだこりゃ
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by mie_tohno | 2004-09-09 20:27 | 本のこと | Comments(0)